はじめに
騒音の周波数分析っていう言葉を聞きませんか?
周波数と言われても何だか分からないですよね。
ただオクターブとか聞くとなんとなく分かる方もいると思います。
ドレミファソラシドですね。
わずらわしい騒音の中にもドレミファソラシドが入っています。
その草の中身を知ることで防音対策などを考えることができます。
今回はこの音の成分周波数分析について説明していきたいと思います。
騒音・振動・低周波音でお悩みの方は以下の動画も参考にして下さい。
騒音は変動している
次のグラフを見てください。
これはある機械室の騒音の変化のグラフです。
ある機械が動いた時に騒音のレベルが上がっているのが確認できます。
この変動している騒音について解説していきたいと思います。
例えばこの1時間の平均の周波数分析をしてみます。
この1時間の騒音レベルの各周波数の平均値は以下のグラフのようになります。
因みにこの騒音計は超低周波音まで測れるものです。
超低周波音である20hz以下も表示されていますが一般的な騒音計では測れないため、解析時はそれ以上のものを見れば良いと思います。
このクラスを一般的な騒音計の周波数測定入れる20ヘルツから8000ヘルツまでに限定してグラフ表示してみます。
800ヘルツがもっとも卓越した周波数であることの確認できます。
気になっている音は?
音が変動していない定常騒音の場合は上のような解析で構わないと思います。
ただ瞬間的に発生する騒音に対して対策を行いたい場合はその部分を切り取る必要があります。
この辺どうして騒音の中の赤点線部分の解析をしてみます。
赤色点線部分は1分程度の範囲になります。
この期間の周波数分析の結果は以下の通りになります。
この結果から、800Hzが卓越した周波数でした。
最後に
今回は周波数分析について解説しました。
低い周波数は対策がしにくいものです。高い周波数の方が防音対策がしやすくなっております。
ただ自分が気になっている音がどんな音なのか把握する必要があります。
その音に応じた周波数の対策が重要かと考えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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