コホート研究とは

その他

はじめに

今日はいろんな研究の種類について見ていきたいと思います。
その中でコホート研究というものについて調べていきます。

世界では日々いろんな研究は行われていて、その結果に基づいて真実の判明が起こり、技術革新が行われ、私たちは色々な恩恵を受けていますね。

でもその研究がどういった方法で行われたかっていうことについてはあまり知られていません。

研究ってある一定仮説のもと行われるものがおもですけれども、過去の実績に基づいて行われるものもあります。

これがコホート研究と言われるものです。

コホート研究とは?

レトロスペクティブスタディ(retrospective study)と言われます。

訳すと後ろ向き研究となります。

例えば疾病の要因と発症の関連を調べるための観察的研究の手法です。

これは他の社会的に結果や成果が出ているものに対して適用できます。

もちろん因果関係が客観的に判断できるものが必要となります。

これはある一定の仮説をもって条件を設定して、成果が得られるかを研究するものとは異なる研究手法です。

この研究方法はケース・コントロール研究と言われる研究アプローチの一種です。

どんな方法で行うか?

例えば「病気の症例」に対して行う場合は、以下の様に行います。

グループ

1.病気になったグループ

2.病気ではないグループ

上記グループの以下の条件は揃えておく

条件

性別

年齢

生活習慣

どうして病気になったのか仮説を立てつつ研究していく。

環境条件においての公害発生による疾病や生活習慣などの発がん発生の研究に用いられます。

メリット

短時間で研究ができる

既に病気が発生している、つまり結果が出ている事象について、因子として結果が異なる条件が似たグループを探して、比較対照として研究をできるため研究期間が短くて済む。

コストがかからない

ケース・コントロールのように条件を設定して環境を整えるためのコスト、成果が出るまでの期間にかかるコストがかからない。但し大規模調査の場合はコストがかかる。

デメリット

バイアス

比較対象として選ぶ際にバイアスがかかりやすい。
研究者側が、仮説を立てて研究していくが、その仮説を立証するために有利な条件を選びやすい。

まれな症例には適用できない

症例が少ないものには適用できない。

最後に

これまでは結果と因子を結びつけることは結構大変だったと思います。

ただこれからビッグデータ時代です。

これによって多くの因子が関連付けられることになってくると思います。

これからコホート研究が主流になる可能性がありますね。

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