リモートワークの住宅環境

労働環境

住宅環境で配慮すること

最近増えてきたリモートワークですが、一般の事務所では配慮されていることが住宅環境で配慮されているかが懸念されます。

働いている環境は労働環境として労働安全衛生法で保護されています。

しかしリモートワークのように住宅内で仕事をする場合その管理は個人に任されてくると思います。

住宅内で配慮する環境について考察していきたいと思います。

リモートワークは住宅環境だけど労働環境として配慮しよう

事務所衛生基準規則

一般の事務所においては事務所衛生基準規則が定められています。

この法律は労働安全衛生法の中に定められています。

事務所で作業する従業員の衛生基準を定めたものです。

住宅環境であってもこの基準を守れるようにしたいですね。

事務所の衛生基準を守ろう

空間の広さ

例えば一人につきどれくらいの空間(気積)がないといけないかということが定められています。

天井の高さを2.5mとすると2 m四方になります。

意外と狭い範囲だと感じませんか。

複数人で狭いアパートマンションで作業していると満たせないかもしれませんね。

また自宅の狭い書斎でも満たせない可能性はありますね。

広さは1人あたり2m四方を確保

換気

昨今重要視されている換気ですが窓の広さで示されています。

床面積の1/20以上ないといけないということです。

一般の住宅では満たせるんじゃないかなと思います。

ただ先程と一緒に狭い書斎とに籠もった場合は窓はないかもしれませんね。

換気も不十分になる可能性があります。

換気が不十分だとに二酸化炭素濃度が上がって眠くなったりしますね。

温度

続きまして温度ですけれども、室温が10°以下の場合は暖房により温度調節をしないといけません。

冷房に関しては何度まではなくて、外気温よりあまり低すぎてはいけないと書かれています。

個人差がありますが、私は夏は25°前後がいいかなって感じます。

有害物質の量

これらは空気調和設備は機械換気装置を設けてる場合に適用されてます。

つまり空調を集中管理しているものかなと考えます。

一般住宅は暖房やエアコンですよね。でも意外とこちらの方が空気環境が悪くなります。

各項目以下の基準値が定められています。

  • 浮遊粉じん量 0.15mg/m3以下
  • 一酸化炭素の含有率 100ppm以下
  • 二酸化炭素の含有率 1000ppm以下
  • ホルムアルデヒドの量 0.1mg/m3以下

また気流を0.5m/秒以下にして、特定の従業員に直接継続して当たらないようにしなければいけない。

扇風機の首振りはいっていうことですかね。

燃焼器具

燃焼器具を使用する場所では換気設備を設けないといけません点検を毎日行わないといけませんと書かれています

FF 式のファンヒーターならいいですが、2畳のファンヒーターですと換気扇を回しながら使用した方がいいかなと考えます。

私もファンヒーター使ってますが冬場に二酸化炭素濃度を測ったら5000 ppm ぐらい行ってました。

知らぬが仏とはこのことですね結構暖房器具って二酸化炭素を発生するんですよね。

作業環境測定等

こちらは空気調和設備を設けてる場合に2ヶ月に一回一酸化炭素二酸化炭素室温外気温相対湿度の点検をしなければいけないということが記載されています。

その記録を3年間保存するんですよね。

この測定やっている会社って意外と少ないと思います。

点検等

同じく空気調和設備を設けている場合は病原体によって空気が汚染されることがないように対策をしましょうということです?

具体的には下記の事項になります。

  • 冷却水は加湿装置に供給する水を水道法の水質基準に適合させること
  • 毎月、冷却塔、冷却水、加湿装置、排水受けの汚れの状況を点検、清掃すること
  • 1年に1回は冷却塔、冷却水の水管、加湿装置を清掃すること

照度(明るさ)

作業場所の明るさは以下の基準を満たしてください。

  • 精密な作業 300ルクス以上
  • 普通の作業 150ルクス以上
  • 粗な作業  70ルクス以上

リモートワークなんかは300ルクス以上必要ですよね。

騒音及び振動

有害な影響を及ぼす場合は隔壁を設けたりして伝播を防止する必要がある。

近隣で工事など作業を行っている前は別ですが、一般住宅とかでは問題にならないんじゃないかなと思います。

その他

その他以下のような項目が定められています。

これらの項目は一般家庭ではあるんじゃないかな、または不必要かなと考えています。

  • 給水
  • 排水
  • 清掃の実施
  • 従業員の清潔保持義務
  • 便所
  • 洗面設備等
  • 休憩の設備
  • 睡眠又は仮眠の設備
  • 休養室
  • 立業のためのいす
  • 救急用具

最後に

今後リモートワークも定着しそうですよね

それに伴って住宅の中に仕事用のスペースを設けることは、企業によっても労働者においても必要かなと思います。

リモートワークのために補助金を出す企業って偉いなと思ってましたが、当然のことですよね。

この風土が定着すればいいかなと思います。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました