環境問題の種類って
このサイトのテーマなる環境についての問題についてはいくつか挙げられます。それが地球環境問題であったり自然環境問題であったり、生活環境、労働環境だったりします。
さらにそれぞれの環境の中で長い期間をかけて解決するもの短い期間で解決するものなど時間軸をもとにすると様々になってきます。
場合によっては解決できないものもあるかもしれません。
そんなそれぞれの時間軸について環境ごとに考えてみようかなと思っています。
地球環境問題
地球環境問題は最も期間の長い問題です。世代を超えて継承されていくのはもちろん何十万年という期間を経て解決するものもあるのかもしれません。
例えば地球温暖化についても南極の気温の推定値は10万年のサイクルで温暖化と寒冷化を繰り返しています。
現在の地球温暖化問題としても100年程度の期間です。
最近の温暖化の原因の半分は温室効果ガスによるものだと言われております。
海洋汚染問題についても以下のとおりになります。
ペットボトルの分解には40年程度、釣り糸の分解には60年程度かかります。ということは全く排出されなくなってからも60年程度は汚染が続くということですね。
地球環境問題は60年〜10万年
自然環境問題
自然環境問題としては地球環境問題に続く長さがあると思っています。生物の絶滅や種の維持のために必要な期間と考えると何十年もしくは何百年という期間が想定されます。
生物の多様性という観点で考えていけば一度失ったものを得られないため、多様性を得るためにまた再構築する時間も必要です。
人間に例えると最初の原人が誕生したの200万年も昔です。
新しい生物が誕生するためにもそれくらいの期間が必要なのかもしれませんね。
自然環境を森林に例えると桜の寿命は60年程度、縄文杉の寿命は2,500年程度です。木の生育環境が適していれば寿命はないそうです。
植物や生物の環境を整えることが自然環境の保全だとすると、これらを考慮して下記の時間軸が設定できるかなと考えます。
自然環境問題は60年〜200万年
生活環境問題
生活環境問題は人間が一生を送る間ずっと付きまとう問題です。
この期間については想像しやすいですね。同じ場所にずっと住み続ければ80年程度問題が続きます。引越してしまえばその期間だけになりますね。
ただし、国単位の環境問題や公害、地理的条件のように引っ越しがままならないものもあります。これらを考慮すると下記の時間軸になるかなと考えます。
生活環境問題は1日〜80年
労働環境問題
労働環境問題は人が働く期間に関する問題です。他の問題に比べて比較的短めな気がします。
問題と期間とすれば50年程度が最長かなと考えます。
20歳で働きはじめて70歳まで働いたと仮定してですよ。
労働環境も自分の意志で変更できますしね。
空気が悪い環境やうるさい環境で働きたくないですね。
これらは労働衛生分野ですね。
私の専門領域になります。
企業も日々改善し、労働者に働きやすい環境を提供出来るように努力しています。
労働者も自分で有害物から身を守ることや騒音から耳栓を着用し聴覚を守ることを行っていくことは必要ですね。
労働環境問題は1日~50年
最後に
今回は環境問題の時間軸について考察してみました。
自分1人が生きている時代のみではなく、地球環境や自然環境に配慮した生活を送ることが必要ですね。
持続可能な社会を作ることは次世代への責務でもあります。
過去の人々の叡智が結集した現代社会を今後も続けていくために環境問題を俯瞰的にとらえ行動していくことが私たち地球人には大切ですね。
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