地球環境としての水質汚染

地球環境

地球規模は身近から

地球環境としての水質汚染について考えてみたいと思います。

私たちが身近に感じるのは生活環境としての水質汚染ですね。
近所の川や湖、海が汚れていれば気になります。
私が子供の頃より近くの川の水質は改善されてきてるんじゃないかなとは思っております。
昔は川の水に泡が立っていたような気がします。

魚釣りをしたんですけれどもそこで釣れた魚をさばいたら泡みたいなものが出てきた記憶があります。
これは界面活性剤洗剤の成分かなあと今では思います。

日本では排水処理方法などの改善により水質汚染が減っているのかもしれませんね。

でも汚染原因の大半は生活排水と言われております。
家にも浄化槽が設置されておりますがそこから公共水域へ排水されております。
台所から流される水を活性汚泥を使って生物が処理してくれているんです。
油、調味料、米のとぎ汁などを流しております。

これらは生活環境項目への影響があります。
有機汚染物質になりますね。

ただし浄化槽何ていうのは下水道が配備されないような田舎でも水をある程度処理してくれるので非常に有効な手段だと思います。

当然、一般家庭の排水量は少ないため河川への負荷量自体も小さいものと考えます。
一般住宅がたくさんある大都市圏などは下水道を通って下水道の終末処理施設で処理されています。

日本は水が豊富で綺麗な国ですからさほど気にはなりませんが世界では水不足で悩んでいる人たちがたくさんいます。

例えばアフリカなんかは水道のインフラが整っておりません汚染された水以外に飲む選択肢がないんです。
当然浄化槽みたいな水処理設備がないため汚染物をそのまま河川に流してしまうことが多いですね。

水処理と水浄化これをセットで考えていく必要が水質汚染では必要かなと考えます。

地球規模の汚染物質とは?

生活環境から出る有機汚染物質はすぐに分解されるものが多いです。

でもすぐに分解されないものは地球を循環します。

アラスカのイヌイットからPCBが検出された話聞いたことありますか?

PCBとは、人工的に作られた、 主に油状の化学物質です。

PCBの特徴は水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていましたそうです。

現在は製造・輸入ともに禁止されています。

またPCBなどはPOPs(残留性有機汚染物質)と言われ他にダイオキシン類やDDTなどといった物質があり、地球規模で循環します。

環境中で分解されにくく生物体内に蓄積しやすく地球上で長距離を移動していくため、排出しないということが地球規模の水質汚染にとっては重要です。

例えば環境省がモニタリングしているPOPsの推移は以下の通りです。

日本の総PCB濃度については年によってばらつきはありますが、減少傾向とみることも出来ますね。

参考:環境省 POPsモニタリング結果

一部の抜粋になります。

最後に

PCBは環境中に排出しないように適切に処理されるため、整備が進んでいます。

参考:環境省 PCB適正処理情報サイト

知らないことで環境中に排出しないようにしましょう?

私たちの無知な行動が世界の人々や未来の人類に影響を与えないように勉強して情報を得て最善な行動を行いましょう。

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