においを強く感じる季節
今の梅雨の時期で湿度が高いですよね。
これってにおいを強く感じやすいんですよ。
においいって2種類ありますよね。
心地よいものを匂いって書きますよね。
または香りって言いますよね。
また不快なものを臭いっていますよね。
こちらは悪臭っていますよね。
この違いってなんだと思います。
当然物質の違いもあるんですけれども濃度の違いもあります。
心地よい匂いでもその物質の濃度が濃くなると悪臭になります。
においの種類
臭いの種類ってたくさんあって10万種から40万種ぐらいあるそうです。
例えば悪臭防止法というものがあります。
これは工場や事業所から出る悪臭物質に対して規制を行うものです。
においは感覚的な公害であるためたくさん排出していても、住民などが苦にならなければ問題にはなりません。
ただ苦情が発生したときの基準となるものです。
この時の悪臭物質の種類は22物質です。
これを特定悪臭物質と言います。
この22物質を現場で採取して分析機器で分析します。
客観性がありますよね。
ただこれだけじゃ少ないですよね。
ほとんどの場合この規制基準からは漏れた物質の原因となっていることが多いです。
この時に臭気指数というものを適用できます。
これは臭いを採取して人の鼻で嗅いでもらうものです。
そのため人の鼻で感じる臭い物質すべてになりますね。
これは臭気指数規制と言います。
どちらの規制基準を用いるかは自治体で選択できます。
あなたの嗅覚は正常か?
このとき6人のパネラーが臭いを嗅いであるかどうか判断するんです。
統括するのは臭気判定士という資格を持った人です。
臭気判定士は5年ごとに嗅覚検査というものを受けています。
5つの基準臭を嗅いで分からないものがないかを判断しています。
6人のパネラーにおいても年齢に応じて、3年〜5年ごとに臭気判定士が嗅覚検査を行っております。
なぜこれを行うかって言うと95%の人は正常な嗅覚ですが苦手なにおいがあるそうです。
当然加齢によっても嗅覚は衰えてきます。
どんなにおいで検査するかって言うと以下に示すとおりです。
この場合良い匂いも悪い匂いも含まれています。
5基準臭
物質名 | においの種類 |
---|---|
β-Phenylethyl Alcohol β-フェニールエチルアルコール | 花のニオイ |
Methyl Cyclopentenolone メチルシクロペンテノロン | あまいこげ臭 |
Isovaleric acid イソ吉草酸 | むれたくつ下のニオイ |
γ-undecalactone γ- ウンデカラクトン | 熟した果実臭 |
Skatole スカトール | かび臭いニオイ |
私もパネラーに対して嗅覚検査をやりますが結構わからない人もいますね。
分からなくても日常生活に支障なければ問題ないと思います。
ただ検査するパネラーにはなれませんね。
最後に
梅雨時期って結構臭いを感じやすいです。
洗濯物も乾きにくく生乾きになりやすいですね。
年を取ってくると加齢臭もしてきます。
これはノネナールという物質です。
自分では気づかないものですよね。
臭いの物質はたくさんあります。
人によっても感じ方は様々です。
騒音や振動・悪臭って感覚公害って呼ばれます。
人によって感じ方が違うんですよね。
直接的に体に有害ではないんですけれども精神的なストレスになるときついですよね。
においに敏感ってストレスなんですよね。
そんな時は客観的に判断してくれる人達がいることを覚えておいてください。
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