有機フッ素化合物って

地球環境

有機フッ素化合物って?

最近話題の有機フッ素化合物って何だろうってことです。
PFOS・PFOAって言われていますね。

簡単に言うとフッ素コーティングされたフライパンや消火剤に含まれている物質です。
詳しく説明すると下記の通りだそうです

独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。
耐熱性や耐薬品性、撥水性などに優れた性能があるため広く用いられています。

・ペルフルオロオクタンスルホン酸(以下「PFOS」という。)
・ペルフルオロオクタン酸(以下「PFOA」という。)
・ペルフルオロヘキサンスルホン酸(以下「PFHxS」という。)というものらしいです。

環境省は令和2年5月28日、PFOSとPFOAを人の健康の保護に関する要監視項目に位置づけ、公共用水域及び地下水における暫定指針値を1リットルあたり50ナノグラム(50ng/L、PFOSとPFOAの合計値)に定めたとのことです。

【人の健康の保護に関する要監視項目】って何かって「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」だそうです。
現在、公共用水域では27項目、地下水では25項目が設定されています。

何がいけないの?

長く地球に残って人の体にも悪影響を及ぼすからです。

人間の活動と遠く離れたホッキョクグマからも検出されるそうです。

残留性有機汚染物質としてストックホルム条約(POPs条約)で規制されています。国際的にも規制されてきています。

自然に分解されにくく生物濃縮によって生態系や、食品にとりこまれます。

なるべく自然界に排出したくないですね。

現状は?

要監視項目 PFOS及びPFOA

調査を実施した143地点のうち、12都府県の21地点において水環境の暫定的な目標値(PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L)の超過が確認されました。

なお、暫定的な目標値を超過した地下水・湧水は、いずれも飲用用途の水ではありませんでした。

要調査項目 PFHxS

調査を実施した47地点のうち36都道府県の36地点において0.1ng/L(報告下限値)以上の検出を確認し、最大値は28ng/Lでした。

最後に

今後は人が取り込まないように注意喚起や含まれているものの管理を行っていくとのことです。

広範囲で長期間にわたって影響が出てくるということは地球環境に多大なる影響があると考えます。

フッ素コーティングのフライパンは使いやすいですが、将来に課題を残さないように対策を行っていきたいものですね。

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